本日は久しぶりにシンポジウムに参加。
主催が薬屋さん(※内外薬品さん)というだけあって、参加費無料にも関わらずたいへん贅沢な会でした。
講演1「アトピー性皮膚炎と私の治療法」渡辺俊之先生 アトピー性皮膚炎
⇒皮膚の機能異常に関して言うならば
・水分保持の低下
・バリア機能の低下
・痒みの閾値の低下渡辺先生はアトピー性皮膚炎の治療のためDHA・EPAを配合した軟膏(ビタミンA油配合軟膏、商品名『ダイアフラジンA軟膏』)を作られた方です。
詳しくは省きますが、DHA・EPAを使用することによって、皮膚炎が起きてしまっている皮膚を正常な皮膚へと導きます。
ステロイドに頼らず治療できる道がある、ということが、どれだけアトピー性皮膚炎の患者さんたちに勇気を与えたことでしょうか。
シンポジウムの中では臨床場面における薬の使用前後の画像も紹介されていましたが、どの方も目を見張るほど回復されていて感動しました。
渡辺先生の話の中でも、特に強調されていたのが、
アトピー性皮膚炎は早期診断・早期治療が重要
治療の着地点は「完治」よりも「症状はあるが日常生活が問題なく送れる」
ステロイドとの向き合い方は専門家と相談しつつというところ。
皮膚を清潔に保つ、ストレスをためない、保湿を十分に行う、ということも繰り返し述べられていましたが、やはり上記3点は強く印象に残りました。
どのような病気でも言えることだとは思いますが、やはり専門家に早期に繋がることが重要であり、正確な診断のもと専門の治療を受けられると症状は重症化しないでしょう。
また、「完治」を目指すことはもちろん重要ですが、「完治」が難しく、それを目指すがために日常生活に行き詰ってしまう疾患も多々あります。特に慢性疾患の場合は症状をゼロにすることを考えるよりも、多少の症状はあるけれどもそれらの症状とうまく付き合いながら、日常生活を円滑に送り続けることの方が重要ではないかと思います。
最後に、やはり症状や薬とうまく付き合っていくためにも専門家の力を借りることは不可欠です。
(ただ、この専門家を見つける作業が非常に難しいのが、我々にとっては頭を悩ませるところですよね。)
講演2「私のアトピー歴 〜生きるということは、諦めないということ」関根知実さんさまざまなアレルギー疾患を持つ関根さんが、今回のシンポジウムでは「アレルギー皮膚炎」に絞った経験をお話くださいました。
元朝日のアナウンサーをされていた方なので、お声が耳に心地よいのはもちろん、たいへん頭の良い方なので、お話になることが
私のボケた頭にも無理なく染み込んできて思わず聞き入ってしまいました。
【著作はこちらです】
関根さんのお話の中でも特に印象的だったのが、関根さんが小学生の頃にお母さんと交わされた会話。
同級生の心無いいじめから、「自身のアトピーが人を不愉快にさせる。私は人を不愉快にさせる存在」と泣きながら母に訴える関根さん。
その関根さんに対し、彼女の母親は「アトピーは数あるあなたの特徴の中のひとつにすぎない」というお話をされたそうです。
あなたにはたくさんの特徴があり、
そのひとつがアトピーである、ということに過ぎない。
なので、そこばかりに目を向けず、他のあなたの素晴らしいところを伸ばせばいい。 (※きちんとメモを取っていないので、正確な言葉ではありません。)私、関根さんの母だったら、そんな言葉を娘に掛けてあげることができるだろうか…、と思わず自問自答してしまいましたよ。
もちろん、アトピーで一番辛い思いをされていたのは関根さんご自身です。
しかし、そんな関根さんを近くで見守っていたお母さんも、それはもう辛い思いをされていたことでしょう。
そんなお母さんが泣きながら娘に「辛い」と言われるのです。
そんな状況で、娘にどんな言葉を掛けてあげることができるか…。
関根さんはまた、ご自身が子どもを持つことを決めたときに「自分の子どもがアトピー体質を継いでしまうのは仕方のないこと。しかし、何があっても自分が専門家となって子どもの助けとなろう」と誓われたそうです。
(※こちらの言葉も記憶に頼ったものですので、ニュアンスだけ感じ取って下さい)関根さんがご自身のお子さんの「アトピー専門家」であるならば、関根さんのお母さんもまた、関根さんの「アトピー専門家」だったのでしょう。
なので、悲しむ関根さんにあんな言葉を掛けてあげられたのだと思います。
私自身、娘を持つ母親として、娘の人生の中で辛いことがあったときにはそれに寄り添ってあげられる「彼女の人生に寄り添う専門家」でありたいと思いました。
対談「アトピーとどう向き合うか」渡辺俊之先生×関根知実さん今回のシンポジウムの内容は、後日毎日新聞の紙面に掲載されるそうです。
興味のある方は毎日新聞をチェックしてみて下さい。
【おまけ】本日いただいたお土産 小冊子&石鹸
薬屋さんからいただく冊子はいつも豪華です…。

小冊子は絵本のような作りになっていて、アトピーのお子さんを持つお母さんは「ぜひ欲しい!」と思われる品だと思います。
また石鹸は皮膚トラブル対策専門の石鹸(試供品サイズ:重量13g)です。
アトピーのお子さんをお持ちの方で(ママでもパパでも可)「欲しい!」と思われる方はご一報を。メール便でよろしければお譲りします!
(または主治医に「内外さんからこんな冊子が出ているそうなので、内外さんに"下さい"と言って下さい」と相談してみて下さい。)